✍️ この記事を書いた人
しゅうや|22歳・リラクゼーションセラピスト
背骨にボルトが入っている元声優志望。某有名珈琲店でバイト掛け持ちの週6勤務。人を癒す仕事をしながら自分の疲れが取れないという矛盾と戦い中(笑)。
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「今、どんな気持ち?」って自分に聞いてみたとき、なんかぼんやりしてて答えが出てこない——。
そういう感覚、ありませんか。
僕、セラピストをやってるくせに、これ、今でもたまになります(笑)。声優の専門学校にいたころは特にひどくて、「うまくならなきゃ」「認められなきゃ」ってことだけ考えてたら、いつのまにか「本当はどうしたいの?」って自分に聞いても、全然答えが出てこなくなってた。感情にふたをして、「正解の自分」を演じ続けてた時期があって。あれ、今思うとほんとにしんどかったな、と思ってます(汗)。
そういう経験があるから、「自分の気持ちがわからない」って感覚は、弱さとか異常じゃなくて、ずっと頑張ってきた人にこそ起きやすいことだと思ってます。この記事では、原因と、気持ちを少しずつ取り戻すヒントを書いていきます。
自分の気持ちがわからない、ってどんな状態?
「気持ちがわからない」って、もう少し具体的に言うとどういう状態でしょう。
たとえば、こんなこと、ないですか?
- 友達に「最近どう?楽しいことあった?」って聞かれて、すぐに答えられない
- 「今、怒ってる?悲しい?」って聞かれると「……どっちかな」ってなる
- 休日に「何したい?」と聞かれても、何も浮かばない
- 映画を見終わって、面白かったかどうかよくわからない
感情がぼんやりしてて、輪郭がはっきりしない状態。「楽しい」「悲しい」「怒ってる」が、なんかグレーの霧の中にある感じ、というか。
「自分の感情がわからない」という言葉もよく聞くんですが、これも同じです。何かが自分の中にあることはわかるんだけど、それが何なのか名前をつけられない。
これ、おかしいことじゃないです。ちゃんと理由があって起きてます。

気持ちがわからなくなる3つの原因
①感情を長年抑えてきた
「怒っちゃいけない」「泣いたら恥ずかしい」「気持ちを出しすぎると迷惑をかける」——そう思って感情を抑えてきた人は、気持ちがわかりにくくなりやすいです。
感情って、使わないと鈍くなっていく。筋肉と一緒で、動かさない期間が続くと、感じる力が弱くなってくるんですよね。
💡 セラピスト目線のワンポイント
真面目な人、周りに気を使う人ほど、長年かけてゆっくり感情を閉じていくことがある。「感じないようにする」のが、いつのまにか体に染みついてしまうんです。
②疲れすぎている
体や心が疲れ切っているとき、感情を感じる余裕がなくなります。
人間って、余裕がなくなると「感情を味わう」よりも「とにかく目の前をこなす」モードに入るんですよね。僕もセラピストとして働きながら週6でバイトしてた時期、「今日楽しかった?」って聞かれても「……わからん」ってなってたんです。単純に疲れすぎて、感じる余裕がなくなってた(笑)。
「最近ずっと忙しいな」「全然休めてないな」という人は、疲れで感情がかすれてるだけかもしれないです。
③「正解の気持ち」を優先してきた
「この場面では感動するべき」「こんなことで怒るのは大人げない」——こういう「気持ちの正解」を優先してきた人も、本当の気持ちが後回しになりやすいです。
声優の専門学校にいたころ、舞台やアフレコの授業で「この場面はこう感じなきゃいけない」という”正解の感情”を常に探してました。でも、正解を当てはめようとするうちに、自分が本当にどう感じているかがどんどんわからなくなっていった。「感情を表現する」練習をしてたはずなのに、気づいたら感情から一番遠いところにいたんですよね(笑)。
感情に「これが正しいか」を判断するクセがついてると、素の気持ちが出てくる前にフィルターがかかっちゃうんです。心当たり、ありませんか……(泣)。
自分の気持ちを取り戻す5つのヒント
大事なことを先に言うと、「気持ちを取り戻す」というのは、特別なことをするというよりは、「小さなことに気づく練習」です。焦らずいきましょう。
①体の感覚に注目してみる
気持ちがわからないとき、体はわりと正直に教えてくれてます。
胸がちょっと重い、肩が張ってる、お腹がなんとなく落ち着かない——そういう感覚が、感情のサインだったりするんですよね。
「今どんな気持ち?」じゃなくて、「今、体のどこかに何か感じる?」って聞いてみる方が、気づきやすいことが多いです。僕がお客さんに施術するときも、まずここから確認することが多い。
気づいたら、それを感情として受け取るだけでいいです。名前をつけなくていい。「なんか胸が重いな」でそのまま終わりでいい。それだけで、自分の中に何かがあることを認めたことになるので。
②「ちょっとだけ気持ちいいな」を探す
大きな「楽しい」「幸せ」じゃなくていいです。
コーヒーを飲んだとき「あ、ほっとした」、窓を開けたら風が気持ちよかった、好きな音楽を流したら少し体が軽くなった——そういう小さな「気持ちいい」を意識して探してみてください。
💡 セラピスト目線のワンポイント
感情のアンテナって、小さいところから動かす方が再起動しやすい。急に「感動したい!」とか思うより、「ちょっとだけいいな」の積み重ねの方が近道だったりします。
③深呼吸してみる
シンプルだけど、効きます。
体がゆるむと、感情にアクセスしやすくなるんですよね。「今どんな気持ち?」って自分に聞く前に、まず呼吸を整えてみてください。「4-7-8呼吸法」は自律神経を整える効果があって、僕も試してみたら思った以上によかったです。
④日記に書いてみる
うまく書けなくていいです。本当に。
「なんかモヤモヤする」「今日しんどかった」「なんでかわからないけど涙が出そうだった」——それで十分。書くことで、頭の中に漠然とあった感情が少し形になってくることがあります。文章にならなくてもいい、「今日あったこと」「体の感じ」をただ書くだけでも、気持ちの輪郭が少しはっきりしてきます(僕の実感として)。
⑤休む
これ、一番地味だけど一番大事かもしれないです。
気持ちがわからないとき、頑張ってなんとかしようとする人が多いんですよね。でも、余裕がなくて感情が閉じてるなら、まず余裕を作ることが先です。
何もしない時間を作る。予定を入れない。ゴロゴロする。それだけでいい。「休む=サボり」じゃないので(笑)。
まとめ
この記事で伝えたかったのは、
- 気持ちがわからなくなるのは、感情を抑えてきた・疲れすぎ・正解を優先してきたから
- 「今どんな気持ち?」より「今、体のどこかに何か感じる?」の方が気づきやすい
- 小さな「気持ちいい」を探すことが、感情のアンテナを再起動させる近道
- まず余裕を作ること。気持ちを「わかろう」とする前に、休むことが先
ということでした。
「自分の気持ちがわからない」のは、ずっと頑張ってきた証でもあると思ってます。感情を抑えて、正解を演じて、疲れても休まずにやってきた結果が、今の状態だったりする。
だから、急いで「気持ちをわかろう」としなくていいです。体の感覚に耳を傾けて、小さな「気持ちいい」を探して、少しずつ自分の感情と仲良くなっていけたらいいんじゃないかな、と思ってます。
気持ちがわからなくていい。今日も1日、本当によく頑張りました。

